日本フリースケート振興会

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進級試験/フラットFLAT=平地

 フリースケートFree Skateのフラット(FLAT)=平地での進級試験について解説します。フリースケートは、ただ漫然と練習しても飽きてしまったり、上達しにくい状況に陥り易いです。試乗会・練習会等で進級試験を受ける目的を持って練習することによりスキルアップを計りましょう。

級認定を受けた方はフリースケートジャパンのフリースケートフォーラム(誰でも参加できるフリースケートの掲示板)http://freelinejapan.sub.jp/forum/にて県・市・HN(または本名=姓でも可)・日付を記録して行きます。当会に結果をお知らせ下さい。または、フォーラム記入をご自分でできる方は宜しくお願いします。試験官がいない地域にお住まいの方はビデオ判定も可能ですので当会に問い合わせ下さい。

進級試験の意味

フリースケートは皆でわいわい、自由に滑る楽しいスポーツではありますが、競い合うこともできるスポーツです。また、スポーツマン精神に則って競い合ってこそメジャーなスポーツになり得ると考えます。個人のレベル差をある程度知るには級に挑戦していただく事がベストと考えています。

・個人のスキルアップ、次への課題を明確にすること。

・当会主催競技会等においてレベルを知ることにより無謀な挑戦、事故を未然に防ぐ。「できるつもり」「できるはず」は怪我をして仲間に迷惑をかけます。

C級以上取得者は当会有志によりインストラクター称号を認定授与します。

※当会発足当初は、C級以上取得者に対してインストラクター称号を与えていましたが、C級技だけでなく、少なくともB級に近い精度が必要とのご意見が多数あり、また、実際に教える際に失敗ばかりでは本人も恥ずかしのでは? ということで、現在はインストラクターはいません。

。プレス、メディアへの出演時やイベントMCやデモ滑走に対応して頂きます。新製品が発売の折など優先的に貸与・あるいはプレゼントの対象となります。

インストラクター認定条件は整備中です。

進級試験の受験資格

 練習初期段階の惰性で進むことができる方を除く自走可能である方が対象となります。年齢は不問です。

試験官

全国各地のイベンター、ライダーなど、当会に届けて頂ければ誰でも試験を行うことができます。できれば自ら級認定を受けて技を熟知しているライダーが行うことが望ましいです。試験の内容を十分理解していることが重要です。

※ビデオ判定については、お一人でスマートフォンなどで撮影する場合がほとんどであると思います。その場合は試験の内容、技がはっきりと見て取れる距離で、カメラから体が見切れてしまうことの無いようにお願いします。ビデオ判定は当会の級認定を受けている方、3名にビデオを見て頂き判定します。

試験の方法

試験の流れは、JFSN公認試乗会・練習会において時間帯を決めて1級から受験して頂きます。1級合格者は2級試験を実施、2級合格者は3級へというように順次実施します。試乗会・練習会でJFSN公認進級試験開催希望のイベンターの方はご連絡下さい。

1級から順に受験する必要はありません。受験する級を自己申告してスタートして下さい。5級以上は順に受けて下さい。試技は3回まで可能とします。ただし、自己申告した級に合格できなかった場合、当日は再試験は受けれません。

試験の判定について(重要)

振興会公式で定める各技の完成度や合否判定については『回転系の足の動きで足を返していないか』、『180系の場合、フェイキーで少し滑走後レギュラースタンスに戻す』の2点のみとする。その他の基準については各地試験場のイベンターやライダーが独自に定めているものであり、全国の試験場に共通するものではありません。すなわち、『ご当地試験』を採用していますので、各地で試験を受けられる場合は試験前に判定基準の説明を受けて下さい。

(例)ワンフッターの距離が短い、ショービットのデッキが倒れたら不合格などはご当地試験の部類に入ります。

■級区分 part of Challenge Series

【FLAT/1級  step 1】

試験官が定めた斜面においてダウンヒル・アップヒルができる。

https://www.youtube.com/watch?v=_RzoUKCXZz4

試験場所に坂がない時は、柵などを利用してゼロスタートにて判定します。そのような柵すら無いときは、インストラクターの手を柵に見立てて行います。

https://www.youtube.com/watch?v=U90Gej6m4XM

【FLAT/2級 step 2】

フェイキースタンスで滑走できる。すなわち、スノーボードなど横乗りスポーツにおいて右足前(グーフィースタンス)と左足前(レギュラースタンス)のどちらかを得意とする場合があります。通常滑走するのと逆のスタンスで滑れることを判定します。

https://www.youtube.com/watch?v=5cw4AS880GY

【FLAT/3級 step 3】

試験官が定めた坂において、フェイキースタンス(得意スタンスと逆のスタンス)でダウンヒル・アップヒルができる。

https://www.youtube.com/watch?v=GPgCj-I4eII

試験場所に坂がない時は、柵などを利用してゼロスタートにて判定します。そのような柵すら無いときは、インストラクターの手を柵に見立てて行います。

【FLAT/4級 step 4】

180ができる。すなわち、得意スタンスから不得意スタンスへ180した後、元のスタンスへ戻すことができる。フロントサイド、バックサイド等の指定は無し。

https://www.youtube.com/watch?v=KVCAF1AiUG8

【FLAT/5級 step 5】

4種類の180が自在にできる。レギュラースタンスのオープン・ブラインド、グーフィースタンスのオープン・ブラインド合計4種類の180ができること。順番は特に指定しない。

https://www.youtube.com/watch?v=zCDd1dxyNGI

【FLAT/6級 step 6】

360ができる。4種類の360がありますが、一種類できること。

https://www.youtube.com/watch?v=D0_BYWSW_54

360練習方法

https://www.youtube.com/watch?v=O37e4rB215M

【FLAT/7級 step 7】

駐車場1区画分ワンフットができる。駐車場のクルマ一台分の横区画(2.5m)をバックフッターかフロントフッター片足だけで滑走できること。メジャーで路面を測り目印になるものを置くか、差支えない場合はチョークでマーキングするなど工夫して下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=lvvyUdm7H2c

助走距離や試験方法について

https://www.youtube.com/watch?v=QjCw94xfBfE

【FLAT/8級 step 8】

540以上回ることができる。回る方向は問わないが、360+180のように回らないこと。

https://www.youtube.com/watch?v=KXfHmlAVXAc

JFSN回転方法の解説1

https://www.youtube.com/watch?v=1sKU0X2Cmjw

JFSN回転方法の解説2

https://www.youtube.com/watch?v=MnTQYNwj0xI

メイク後フェイキーになる技の場合、すぐにレギュラーに戻さないこと。ワンフッター同様2.5m以上しばらく滑走を続けて下さい。試験官の判定OKを確認するくらいまで、滑走できることが望ましい。

スロバ180、540等注意点

https://www.youtube.com/watch?v=-vwHF4tuO7k

【FLAT/9級 step 9】

9・10級用コンポ技は共通です。受験者本人がリストから技3つを選んで何をやるかを試験官に自己申告します。技3つを連続して行う。3つの技一つでも失敗したら最初からやり直すこと。

受験者が2名以上の場合、9級以上の試験では試技3回は本人が連続して行ってよい。

【FLAT/10級 step 10】

無作為に選択した技3つ(9・10級コンボ技リスト)にある技を記入してあるカードを受験者本人がトランプ式に3枚抽出・連続して行う。コンボ技カードは必須ではありませんが、無作為に選択可能な方法を採用して下さい。

FLAT 9・10級用コンボ技リスト
7種類の技が対象となります。
スローバック180、スローバック360、抜いて入れる、ショービット、360、540、720


下記見本を表裏印刷してご使用下さい。
コピー用紙などに印刷すると、透けて見える場合がありますので、厚紙に印刷して下さい。ラミネート加工すると長い間使用できます。
カード見本(表)

wazacard2_omote  

カード見本(裏)

wazacard2

https://www.youtube.com/watch?v=HIcOw59inn8

【FLAT C級】

上記9・10級用コンボ技7種類全部(順番は問わない)を失敗することなく、15分以内に終えること。または3回を限度に行う。時間制・回数制共スケートから降りなければ技を失敗しても続行できる。ただし、回数制の場合でも初試験15分、更新時10分の制限を適用する。時間制・回数制の選択は受験者が選択できる。

C級以上は1年更新制とする。自分が合格した月の前の月から再試験を受けて下さい。ビデオ判定も同じくです。更新の際の制限時間は10分(あるいは3回)以内です。

更新は級取得日から一年後の日付の1ヵ月前から1ヵ月後までの間に行うこと。それを過ぎると下位級に降格される。

https://www.youtube.com/watch?v=IrlkxOU6qNI

【FLAT/B級】

B-1級とB-2級があります。どちらか一方の合格によりB級認定とします。

B-1級

50mタイムトライアル(レギュラースタンス)で滑走

男性→10秒代でゴールすること。
女性→12秒代でゴールすること。

※高校生のB級試験合格者は既出ですので、男性のタイムを採用します。それ以下の年齢についてはデータがありませんので、今後の改定でタイムを定めます。

https://www.youtube.com/watch?v=eMZRaN00OrY

https://www.youtube.com/watch?v=An34YLhqGMQ

・B-2級 

A級コンボ技リストに定めた14種類の技から受験者本人が無作為に7個の技を選択して、連続して行う。スケートを降りなければ、失敗しても続けることができる。ただし、降りてしまった場合は3回を限度として再チャレンジする。

https://www.youtube.com/watch?v=uudcXufrPow

【FLAT/A級】

A級用コンボ技リストの14種類の技を15分以内に行う。あるいは試技3回までを限度として行う。その選択は本人が行う。

https://www.youtube.com/watch?v=YlBENKX-m1E

FLAT B-2、A級用コンボ技リスト
14種類の技が対象となります。
ダブルフリップストンプ、ボンレス、ワンフットチェンジ、チェンジストンプトゥOT180、クロスフッター180、1260、パワースライド
フェイキー[スローバック180、スローバック360、抜いて入れる、ショービット、360、540、720]
回転技については全てオープンでお願いします。また、バリエーションのある技についても動画解説にある方法でメイクして下さい。

進級試験/フラットFLAT=平地 2008年6月発表

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