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進級試験1~C級/rampage/ランプ

フリースケートFree SkateのストリートSTREET(パークPARK[ランプRAMPAGE])編進級試験について解説します。フリースケートは、平地FLATLAND滑走からスタートしてある程度のレベルに達したらパークに入って楽しむことができます。街中の障害物や構造物をクリアーしながら颯爽と滑走するのが理想ですが社会の一員であることを考えると迷惑となりリスクが高い行為です。パークはそのような障害物や構造物を模して作られた施設ですのでフリースケーターのあなたはパークで滑走することが望ましいことです。

級認定を受けた方はフリースケートジャパンのフリースケートフォーラム(誰でも参加できるフリースケートの掲示板)http://freelinejapan.sub.jp/forum/にて県・市・HN(または本名=姓でも可)・日付を記録して行きます。当会に結果をお知らせ下さい。または、フォーラム記入をご自分でできる方は宜しくお願いします。試験官がいない地域にお住まいの方はビデオ判定も可能ですので当会に問い合わせ下さい。

進級試験の意味

パーク滑走は平地と違って色々なアイテムが設置されており、不用意に入ると大怪我をします。パーク進級試験の1級~10級、そしてC級まではパークの基本であるランプを使用して行います。ランプに少しでも入ってみたことがある方はわかると思いますが、普通に滑走してR面をターンして帰るだけでも難しく、また色々な技を駆使するためには何度も練習してスタンス幅を狭くしたり、安定した滑走ができるようにしなければなりません。そこで、パーク進級試験では基礎から応用まで順を追ってスキルアップできるように考えられています。

進級試験の受験資格

まだ自走ができない人でもパーク練習からスタートすることは可能ですが、できればフラットで4級程度のスキルを持っている方が望ましい。

試験官

パークに関しては試験はどなたでも判定できるので特に指定はありませんが、進級試験の内容をよくご理解頂いていることが必須条件となります。ビデオ判定についても同様です。

試験の方法

試験の流れは、JFSN公認試乗会・練習会において時間帯を決めて1級から受験して頂きます。1級合格者は2級試験を実施、2級合格者は3級へというように順次実施します。試乗会・練習会でJFSN公認進級試験開催希望のイベンターの方はご連絡下さい。

1級から順に受験する必要はありません。受験する級を自己申告してスタートして下さい。ただ、ランプの場合はFLATに較べて大けがの可能性が大きいので飛び級するばあいでも1級の転び方を披露して下さい。試験官が承認すればどの級を受けて頂いてもけっこうです。試技は3回まで可能とします。ただし、自己申告した級に合格できなかった場合、当日は再試験は受けれません。

基本規則

・各地のランプ(ハーフパイプ状のパークセクション)4ft~6ftを使用する。Rについては300R以下とします。あまりに緩やかなものは除外します。

・1級~8級までは各人の[試験日][試験場所][住所地県市][HN]を記録、進級試験全体としては[受験者数][認定人数]を 後日振興会に報告する。9級以上取得者についてはビデオ動画を振興会に送信等提出する。

・試技は各級3回まで行うことができる。

・2~C級の試験内容については制限時間10分以内(試技3回までは変わらず)

・7~C級については試技の終わりに際して、体をデッキに上げることができること。

・フリースケートをランプ内に落とした段階で失格となる。

言葉の説明

・安全停止についてはフリースケートから降りる場合に急激に飛び降りたり、体のバランスを失って転倒したり、その恐れがあると判断したら失格となる。

・漕ぐ動作とはフリースケートの加速方法[クロス・スネーク・パラレル]のうちのクロス走法を主に指すものとする。

・パンピング……ランプのR部分で体の上下運動を行い加速をつける動作。

・コーピング……ランプのR部分の頂点部分一般的には鉄パイプ使用。

・ニースライド……ランプでバランスを崩すなどした場合には決して持ちこたえようとはせずに ランプ上で正座するような体勢で膝を使って安全に滑って降りる。ただし、かかとに体重がかからないように尻をのせないように注意する必要がある。手を付くことや転がると骨折の危険がある。

・ドロップイン……スノーボードのハーフパイプなどと意味は同じで、フリースケートの場合コーピング上にフリースケートを両足(つま先、かかとどちらでもよい)ひっかけコーピングに対し垂直に両足のフリーラインを回しこんでランプに入ること。

・ロールイン……フリースケートに乗りながらコーピングを超えてランプに入ること。

・ロールアウト……フリースケートに乗ったままコーピングを越えてデッキに上がること。

・トーズストール……R滑走後にコーピングにつま先部分のフリースケートを両足ひっかけて一旦停止する。停止時間は特に問わない(永久停止を指すものではない)。

・ダブルフリングアウト……ランプからデッキに上がる際にフリースケートをはねあげて、キャッチすること。キャッチできなかった場合は失格とする。

■1級…ニースライド……

大人の膝からもものあたりの高さぐらいまでランプを歩く速度よりも早く駆け登り、ニースライドで降りる。

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■2級…漕ぐ動作・ターン……

ランプ中央部から漕ぐ動作からスタートして、3往復以上の後、減速して安全停止する。

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■3級…漕ぐ動作・レギュラー、フェイキーの往復……

ランプ中央部から漕ぐ動作からスタートして、ターンなし3往復以上の後、安全停止する。

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■4級…漕ぐ動作~パンピング……

ランプ中央部から漕ぐ動作からスタートして、ランプのRでパンピングして加速する。コーピングにフリースケートを当てたり、かけたりすることが1回以上できること。加速時はターンによる往復あるいは、レギュラー、フェイキーの往復など滑走方法は問わない。 3往復以上の後、安全停止する。

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■5級…ドロップインからの3回以上往復……

ランプへの入り方はドロップインによる。ターンによる往復あるいは、レギュラー、フェイキーの往復など滑走方法は問わない。3往復以上の後、安全停止する。

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■6級…ダブルキンク

ドロップインの後、パンピングからコーピングにフリースケートを両足共かけることができる(キンク)。キンクの程度はコーピングのかかりから頂点までの間であれば合格とする。コーピングを超えてデッキ上にウィールが接地してはいけない。3往復以上の後、安全停止する。

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■7級…ロールイン→ロールアウト

デッキ部分からロールインして、1往復以上の後、デッキにロールアウトできること。ただし、デッキに上がった時、片足、あるいは両足がフリースケートから離れた場合失格とする。

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■8級…トーズストール

ドロップインあるいはロールインから1往復以上の後、トーズストールを行い、3往復以上の後、デッキに上がることができる(ロールアウトやダブルフリングアウト)。ストールの回数は一回以上とする。

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■9級~C級

下記に示す7種類の技を失敗することなく連続して行うことができること。ただし、失敗した場合でもフリースケートから落ちなければよい。失敗しそうならやり直してもよい。また、技の順番は問わない。

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①フリーフリップ(クルリンパ)
②フリーフリップターン(ターンクルリンパ)
③トーズストール
④グラインド
⑤ポップドロップ
⑥ショービット
⑦ダブルキンクリバート(ダブルキンクから体をひねる)
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9級…7種類の技の中から3種類選択

10級…7種類の技の中から3種類のカードを引く

C級…7種類全部の技を行い、デッキに上がる。

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進級試験1~C級/rampage/ランプ 2011年9月発表